投資が「怖い」と感じるあなたへ。
暴落時にやるべきたった一つのこと

ナビゲーターさん、前回はありがとうございました。

「投資信託」が、忙しい私でも「分散・積立・長期」を自動で実践できる道具だということは、アタマでは完璧に理解できました。

でも…それでも、やっぱりココロが「怖い」んです。もしリーマンショックのような暴落が起きて、大切なお金が半分になったら…と思うと、怖くて一歩が踏み出せません。

ミサトさん、その「怖い」という感情は、あなたが真面目で、堅実で、正常な証拠です。その感情は、絶対に失ってはいけません。

投資の世界で失敗する人は、「怖さ」を知らない人か、その「怖さ」に飲み込まれてしまう人です。

「怖さ」に飲み込まれる…?

はい。今日は、その「怖さ」の正体と、その「怖さ」とどう向き合うべきか、ミサトさんが知るべき最後の「心構え」についてお話しします。

まず、断言します。市場は、いつか必ず暴落します。

えっ! 断言しちゃうんですか!?

はい。投資を「農業」に例えてみましょう。ミサトさんは、作物を育てる農家です。

農業をしていれば、必ず「嵐(台風)」が来ますよね? それと同じで、経済にも嵐(=暴落)は定期的にやってきます。それは避けられません。

暴落とは「避けられない嵐」である

🌪️📉

投資における「最大の失敗」とは?

嵐が来た時、農家にとっての「最大の失敗」は何だと思いますか?

それは、嵐のまっただ中で「もうダメだ!」とパニックになり、まだ育ち途中の作物を、慌てて全部刈り取ってしまう(=売ってしまう)ことです。

投資も全く同じです。暴落という嵐に「怖く」なり、「もうダメだ」とパニックになって、底値(一番安いところ)で全部売ってしまうこと。これを「狼狽売り(ろうばいうり)」と呼びます。

投資における、唯一にして最大の失敗

それは「暴落で損をすること」ではありません。
「暴落に"狼狽"して、一番安い価格で"売ってしまう"こと」です。

狼狽売り…。確かに、自分の大切なお金が半分になったら、パニックになって「これ以上減る前に!」と売ってしまうかもしれません…。

そうですよね。だからこそ、「3つの魔法」がミサトさんを守ってくれます。

ミサトさんは「投資信託」を「自動積立」で「長期」で持つ、と決めました。では、暴落(嵐)が来た時に、ミサトさんが「やるべきたった一つのこと」は何でしょう?

……え? 嵐だから、家でじっと待つ…?
つまり…… 何もしない、ですか?

ミサトさん、大正解です。

嵐が来たら、農家は嵐が過ぎるのを待つしかありません。投資も同じです。暴落が来たら、「何もしない」「ほったらかす」。それが、狼狽売りを防ぐ、唯一にして最強の正解です。

「自動積立」なら、ミサトさんが何もしなくても、嵐の中でも(=安い時でも)淡々と種(投資信託)を買い続けてくれます。嵐が過ぎ去り、経済が回復した時、その「安く買えた種」が、将来大きな実りになるのです。

ミサトさん、素晴らしい。暴落時に「何もしない」という最強の心構えを手に入れましたね。

ありがとうございました!

「怖い」という感情は消えません。でも、「怖さの正体」と「暴落時にすべきこと(何もしないこと)」が分かりました。これなら、忙しい私でも実践できそうです。

はい。でも、ミサトさん、もう一つだけ。

「頭では分かった」けれど、「日々の生活の中で、本当に続けられるだろうか?」という不安は残りませんか?次のページでは、忙しいミサトさんが投資を無理なく続けるための、最後の実践的なヒントをお伝えします。

※本ページは、金融知識に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取引を推奨したり、勧誘したりするものではありません。

※金融商品の選択や投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

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