雪だるま式にお金が増える
「複利」の魔法

前回、「長期・積立・分散」が大事っていうのはよく分かりました。

でも、正直に言うと…なんでそんなに「時間」をかける必要があるんですか？

10年、20年って、あまりにも長すぎませんか？

ミサトさん、いい質問ですね！その答えは、かの有名な物理学者アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだ、ある仕組みに隠されています。

それが、今日お話しする「複利（ふくり）」です。

「複利」…？ 聞いたことはありますが、よく分かりません…

大丈夫です。今から、とても簡単に説明しますね。

時間を味方につけて、お金が雪だるま式に増えていく「複利の魔法」を一緒に見ていきましょう。

体験：単利と複利、どっちがお得？

金利には、「単利（たんり）」と「複利（ふくり）」の2種類があります。

  • 単利：元本（最初に預けたお金）だけに利息がつく
  • 複利：元本 ＋ それまでの利息にも利息がつく

言葉だけだと分かりにくいので、実際に100万円を年利5%で30年間運用した場合のグラフを見てみましょう。

▲ 100万円を年利5%で運用した場合の比較

えっ！？ すごい差ですね…！

最初はほとんど変わらないのに、時間が経つにつれて、複利のほうがどんどん増えていく…

そうなんです。30年後には、単利と比べて180万円以上も差が出るんですよ。

これが「利息が利息を生む」という、複利の力です。雪だるまが転がるほど大きくなるように、お金がお金を生んで増えていくんです。

すごい！ だから「長期」が大事なんですね。

時間をかければかけるほど、この「雪だるま効果」が大きくなるってことですか。

実践：複利効果を体験！かんたんシミュレーション

では、実際にミサトさんが積立投資をしたら、将来いくらになるのかシミュレーションしてみましょう。

「毎月の積立額」「想定利回り」「積立期間」を入力して、「計算する」ボタンを押してみてください。

万円
%
年

計算結果

ここに結果が表示されます

わ、すごい…！ 毎月3万円を20年間積み立てると、720万円預けたことになるけど、それが1,200万円以上になるんですね！

運用益だけで500万円近くも…これが複利の力なんですか。

複利の力を最大化する「時間」という味方

シミュレーションをしてみて、いかがでしたか？

おそらく、「積立期間」を長くすると、最終的な資産額が大きく増えることに驚いたのではないでしょうか。

はい、試しに「30年」にしてみたら、さらに金額が跳ね上がりました…！

複利って、時間が長ければ長いほど効果が大きいんですね。

その通りです！ 複利の効果は、運用期間が長ければ長いほど絶大なパワーを発揮します。

だからこそ、投資は「できるだけ早く始める」ことが何よりも大切なのです。

若いうちから少額でも始めておけば、時間を味方につけて、将来大きな資産を築ける可能性が高まります。

「まだ早い」ではなく、「今が一番早い」のです。

まとめ：さあ、あなたも複利の魔法を使いこなそう

今回は、お金がお金を生む「複利」の力について学びました。

このページのまとめ

  • 利息にも利息がつく「複利」は、時間が経つほど効果が大きくなる
  • 複利の力を最大限に活かすには、一日でも早く投資を始めることが重要
  • シミュレーションで、将来の資産額を具体的にイメージできる

複利の力、すごくよく分かりました！

でも、私が投資で得た利益って、税金がかかるんですよね…？

せっかく複利で増えても、税金で持っていかれたらもったいないような…

ミサトさん、素晴らしい気づきです！

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。1,000万円の利益が出ても、200万円は税金で持っていかれてしまうんです。

しかし、実はこの複利の恩恵を最大限に受け取るために、国が用意してくれた「とっておきの制度」があります。

それが、「NISA（ニーサ）」です。NISA口座を使えば、投資の利益が非課税になるんですよ。

えっ、非課税！？ それはすごい…！

じゃあ、そのNISAってどこで始められるんですか？

NISAは、証券会社で口座を開設することで始められます。

次のステップでは、そのNISAを始めるにあたって、なぜ「楽天証券」が多くの人に選ばれているのか、その理由を見ていきましょう。

※本ページは、金融知識に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取引を推奨したり、勧誘したりするものではありません。

※金融商品の選択や投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

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